子供の英語、インターナショナル・スクール?
最近の子供の英語教育を考える上で、まず最初に考えるのはインターナショナルスクールだと思います。
インターナショナルスクールと言っても、最近は多くの保育園などが幼児教育無償化の流れに乗って色々なタイプのスクールが出てきました。
これらについて考えてみたいと思います。
インターナショナルプリスクールの特徴
元々は、外国人のお子様が100%英語の授業を受けるためにあったものですが、最近は日本人のお子様が英語を学ぶためにバイリンガルで展開しているスクールも多く出てきました。
最近は特にインターナショナル・プリスクールと呼ばれる外国人の先生(ネイティブスピーカー)と日本人の先生による英語を主体とした幼稚園や認可外保育施設が各地で展開されています。
日本にいながらほぼ毎日4、5時間ー8時間の英語での生活ができますので、英語力の向上にはとても有効です。
個人差やスクールの運営内容により違いはありますが、2、3年通園すると簡単なやりとりは英語でできるようになります。
ただ難点(仕方ないことですが)は費用が通常の幼稚園よりはかなり高くなります。2019年10月からは幼児教育の無償化が始まっていますが、元々の費用が高額なため、補助を受けてもある程度の費用がかかる場合がほとんどです。
ほとんどが私立のものですので人件費等を考えると仕方ないですが、習得レベルは英会話教室とは比べ物になりませんので最近注目を集めています。
インターナショナルプリスクールに通った時によくある注意点
ただし、幼児教育無償化によりインターナショナルプリスクールが身近になったとはいえ、もう一つ考えておかないといけないことは、インターナショナル・プリスクールを卒業後継続的に英語に触れる環境がないとせっかく身に付いてきていた英語もすぐに忘れてしまうということです。
これはどの言語でも同じことですし、日本語でも同じことが言えますが、私たち大人は今の日本語能力を幼稚園までで身につけたわけではありません。
大人になるまで継続したので今の日本語能力があるはずです。
ですからインターナショナル・プリスクールを卒業した後に通える専門の英語プログラムや継続的に学習できる英会話教室などを必ず視野に入れておく必要があります。
中には初めからインターナショナル・スクールで小学校や中学校まであるところもありますが、私たちの住む関西の北摂地域ではとても少ないのが現状です(しかも高額です)。
さらに、スクールのタイプが外国人の生徒たちと一緒に完全に英語だけで学校生活を送るタイプのスクールの場合、日本人としての進路など別の課題も考慮する必要が出てきますので、この選択がすべての人に当てはまるわけではないという現実もあります。
インターナショナルスクールに通った場合に期待できる成果
しかし、期待できる成果はお墨付きで、もしお子様が継続して幼稚園〜小学校までをインターナショナル・スクールに行った場合はかなりのレベルの英語力になるのは間違いありません。
実際私が見てきただけでも、小学校5、6年生で読める英語の書籍のレベルは日本の大学生でも読むのが難しいレベルのものを読むことが出来るようになります。
リスニング・スピーキングのレベルも当然流暢になります。
英語で何かを話す時は英語で考えて、そのまま話すようになります。
日本語で話す時は日本語で考えられますので、日本にいながらお子様をバイリンガルにしたい場合はベストの選択だと思います。
私個人としては、小学校卒業まではインターナショナル・スクールに行って英語の基礎を固めることは、その後の人生に大きな影響を与えることのできる選択だと経験上知っていますが、皆が皆インターナショナル・スクールに行くわけではありません。
そのため、次は最も一般的なお子様の英語教育の2つめの選択肢、『英会話スクール』についても考えていきたいと思います。
「子供の英語、英会話スクール?」をご覧ください