子供の英語、英会話スクール?
インターナショナル・プリスクールと英会話スクールの違い
子供の英語教育の2つ目の選択肢は「英会話スクール・英語教室」ですが、こちらのメリットはやはり費用的な負担がインターナショナルスクールより少ない点だと思います。
グループレッスンの場合通常平均して月額7,000〜1万円前後で通学できるのが一般的で、プライベートレッスンだと月額2〜3万円前後でレッスンを受けられます。
ただし、デメリットとしてインターナショナルプリスクールなどに比べると時間的な英語の量が圧倒的に少ないので、この金額を掛けてもあまり成果は期待できないのが英会話スクールのデメリットだと思います。
元々インターナショナルプリスクールが平均して週5日間、約25時間〜の英語に触れる時間があるのに対して、英会話スクールは週50分ほどしかありません。
たった50分の英会話スクールのレッスンだけで、バイリンガルのようになることを期待することは、そもそも現実的ではないことは容易に想像していただけると思います。
これは私の経験上の意見ですが、少々乱暴な言い方をすると英会話スクールはあくまで、「英語の基礎を身に付ける場所」や「英語に触れる機会を与える場所」としての機能しか持たないのです。
しかし、英語を習字やそろばんなどの習い事の一つとしてしか認識していない保護者の中には、この違いすらご理解いただいていない方が多くいらっしゃることを実はこれまでもたくさん経験してきました。
そもそも短時間の英会話スクールのレッスンで英語が話せるようになるの?
実を言うと私たちも以前は『一般的な子供英会話スクール』を経営していたことがありました。
もう10年以上前の話になりますが、 たくさんの生徒に受講していただき、その地域では人気の子供英会話スクールでした。
しかし、先に述べたように、いくら経験のあるネイティブスピーカーの先生がレッスンをしたとしても、週に50分のレッスンだけでは、せっかく覚えた内容も翌週にはまた忘れてしまい、いつまでたっても生きた英語を話せるようにはならないのです。
その反面、インターナショナルスクールの生徒たちは毎日英語に触れる環境の中で、自然と英語をコミュニケーションの手段として使うようになりました。
もちろんその後も英語学習を継続し、海外留学した生徒や、英語だけで授業が行われる大学に進学した生徒など、たくさんの生徒が日本にいながらバイリンガルとして成長していきました。
これは、生徒や教師の能力の問題ではなく昔ながらの英語教育ビジネスが産んだ仕組みの問題だと私は考えています。
これらの経験から、私たちは本当に生きた英語を身につけることができる理想の『インターナショナルスクール』を作ろうと決心し、現在に至っています。
幼稚園型インターナショナル・プリスクールと子供英会話スクールの違い 比較表
ここに私たちが経験した両者の違いを表にしてみました。見た目は似てますが中身が全く違うことがご理解いただけると思います。
お子様が本当の英語力を身につけるには正しい環境が必要です
私たちの経験上、英語は条件さえ満たせば誰でも話せるようになりますし、ちゃんと読み書きを含めた4技能(聞く、話す、読む、書く)を成長させることができます。
しかしそのためには、ネイティブスピーカーによる『正しい知識』と『時間』と『量』が絶対的に必要だとも断言できます。
『英語』は単なる習い事や教養の一つではなく、世界の情報や人々にアクセスできる実際的なツールです。
世界で最も多く利用されている言語である『English』を身につけることは、実は日本語以外にもう一つ大きなプラットホーム(土台)を持つことになり、仕事や情報において日本に縛られることのない自由を得ることができることになると私自身も痛感してきました。
このブログを読んでいただいている皆様には、正しい情報を知っていただき、本当に成果の出るお子様の英語学習環境を探し出してほしいと心から願っています。
次は子供の英語教育の3つ目の選択肢、「塾」について考えてみたいと思います。
「子供の英語、塾?」をご覧ください。
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